ビルの省エネ推進はエネ協とともに!

1.認定制度創設の目的

ビルエネルギーマネージャー資格認定制度創設の目的は、建築物で消費されるエネルギーに関して、収益の確保、運営、管理、改修等を考慮して、総合的なマネージメント業務をおこない、これにより、省エネ・省コスト、並びにビルの資産価値を高めることが可能な人材を育成することである。さらに、地球環境問題である業務用建築物から排出されるCO2の削減に寄与することを目的とする。

2.ビルエネルギーマネージャーの重要性

ビルの総合管理については、ビルのオーナー、経営側とビルの管理を行うビルメンテナンス企業、および省エネ診断等のコンサルタント、並びにビルの利用者などの各部門の契約関係で実施されている。
中小のビルでは、一度省エネルギー対策が決定されると、対策実施によるエネルギーの削減効果などの評価を行うことに重点が置かれ、ビルの使い勝手や利用者の満足度、並びにビルの総合的な評価をおこなうことが重要となる。その結果、エネルギーのマネージメントを実施する人材が必要となる。
ビルエネルギーマネージャーは、このような総合的な評価を行い、エネルギーに関わる対策を立案して、実務を指導し、エネルギーに関わる各部門の調整を行って効果的なエネルギー管理を行うことが重要な業務となる。

3.ビルエネルギーマネージャーの役割

現状のビルの管理においてエネルギー管理独自の管理部門がなく、エネルギー管理業務として有効に機能していないケースが多い。エネルギー管理を実施するためには、ビル全体の管理運営を総合的に考慮してマネージメントすることが必要である。
ビルエネルギーマネージャーは、ビルのエネルギーマネージメントを実施するためのエネルギー関連知識とマネージメント能力を有する者としており、ビルの建築、設備、利用状況を把握してエネルギーの使用状況を総合的に評価し、ビルを運用するにあたって、ビルの利用者等に対して最善の方策を立案して、関連する部署と連携して的確な指示や運営を行うことが主な役割となる。

4.第3回ビルエネルギーマネージャー資格認定講習会と第3回認定日

第3回講習会・・・令和6年2月14日(水)~15日(木)
第3回認定日・・・令和6年4月1日